SC5413Aは、IQ信号を直接400MHzから6GHzにアップコンバートできるモジュールです。IQ信号帯域は、差動入力でDC-160MHzと広帯域で2CH任意波形生成器等を接続することで任意なRF変調信号を生成できます。ローカル信号は外部から与える必要があります。ローカル信号は内部にバッファーアンプがあり、複数モジュールをディジーチェーンで接続して、複数の同期動作が可能になります。予備RF出力が用意されており、ここに別売りのデモジュレータのSC5313Aなどの受信機を接続することで、電子補正の機能を実現することが可能です。
例えば、送信信号をモニターしながら変調部の直線性補正、ローカルリーク、DCオフセット調整など電子的に調整を行うことができ、デジタル補正システムを容易に構築できます。入力のダイナミックレンジは、150dB(typ)で出力信号のS/Nは-145dB(typ), IMDは、-70dBc(-10dBm出力時)の性能を有しています。別売りのSC5313A IQデモジュレータとペアーで使うことで、RFダイレクトアップコンバータ・ダウンコンバータが構築できます。
SC5413A/SC5313Aは、高ダイナミックレンジと広いベースバンド帯域を有し、小型で低消費電力でもあるので、広範囲な用途に応用できます。例えば、RFデバイスのテストシステム、SDR(Software define radio)、ポイントーポイント通信機、OFDM通信機等が挙げられます。
SDRフロントエンドに最適です。弊社の信号発生器をローカルオシレータとして、モジュレータSC5413AとデモジュレータSC5313Aに電源、LNA, BPF, ATTなどを付加して受信機、送信機をカスタマイズに製作します。
- 周波数レンジ 400MHz~6GHz
- 入力 DC~160MHz ベースバンド
- 出力 SNR <140 dB
- 出力 IMD <-65 dBc
- LOリークキャンセル機能
- 出力レンジ>90 dB
- 小型
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